入笠山は南アルプスの北端に聳える山で、昔からハイキングの山として人気があった。今では山麓に富士見パノラマリゾートスキー場ができ、四季を通じて行楽の人で賑わいを見せています。
スキー場のゴンドラを利用すれば山頂駅から1時間ほどで入笠山を登る事ができ、山頂からは北&中央&南アルプスを始め、信州の名立たる山々を展望する事ができます。
私が初めて入笠山を登ったのは昭和54年3月18日、アルバムに残された写真に登頂日が記されていた。あの頃私は、よく夜行列車に乗って中央沿線の山々を訪れていて、入笠山もそんな山の一つでした。当時はスキー場やゴンドラなどは存在せず、中央本線の青柳駅から歩き始めて、入笠山を目指しました。
残雪を踏みしめて登る道程はけっこう遠かったが、山頂近くには営業の山小屋も在り、静かな中にも明るい雰囲気の山でした。高曇りの山頂からは雪を纏った信州の山々を見渡す事ができ、満ち足りた思いが残る単独の山旅でした。
昭和54年3月18日(日) 中央本線青柳駅から入笠山往復登山

入笠山山頂から南アルプス方面

山頂から八ヶ岳方面

山頂から中央アルプス方面

大阿原湿原へ向かう道

大阿原湿原
最初の登山から45年後の令和6年11月11日に、妻と二人でゴンドラ利用の楽ちん登山で、入笠山を再訪しました。その時の山行は古いブログに掲載済みですが、下記に転載してみます。
令和6年11月11日(月) 入笠山ハイキング
11月11日(月) 天気=曇り後晴れ

09:01ゴンドラ山頂駅→ 09:27~30マナスル山荘→ 09:52~10:21入笠山→ 10:44首切清水→ 10:55~11:33大阿原湿原→ 11:42首切清水→ 12:27ゴンドラ山頂駅
各地で紅葉の便りが聞こえてくるようになった。それに誘われた訳でも無いが、雪が降る前に秋の山を楽しもうと信州の入笠山登山に出掛けた。早朝我が家を出発し、圏央道~中央道を経由して、登山口となる富士見パノラマスキー場へ着いた。
上空は雲に覆われている。しかし朝一番のゴンドラに乗って標高を上げて行くと、雲を突破して雲海の広がる山頂駅へ着いた。ここがスキーゲレンデの最上部だが、グリーンシーズンの今はマウンテンバイクのロードコースになっていた。

朝一番のゴンドラに乗る

ゴンドラ山頂駅から八ヶ岳連峰

山頂駅前の展望広場
山頂駅を出発し、しばらく歩くと入笠湿原に降り着いた。この湿原晩秋の今は枯れて彩褪せた草原だが、初夏の頃にはスズランの群落が見られるという。湿原の奥に山小屋風の食事処「山彦荘」が在るが、早朝の今は人の気配が無かった。

入笠湿原入口の看板

入笠湿原

入笠湿原傍に建つ山彦荘
山彦荘からしばらく進むと、天文ドームが在るマナスル山荘に着く。ここは天体望遠鏡を持つ山小屋風の宿で、一度此処で望遠鏡を覗いてみたいと以前から気になっていた場所です。

マナスル山荘
マナスル山荘から入笠山へ登山道に入り、直登コースを22分ほど登って、入笠山へ着いた。広々とした山頂は360度の展望で、信州の名立たる雄山名峰を望む事ができる。中でも眼前に広がる八ヶ岳連峰の眺めが圧巻です。

入笠山登山口

入笠山山頂

山頂から中央アルプス方面

山頂から北アルプス方面

山頂から八ヶ岳連峰
休憩を終えると、山頂を後に大阿原湿原への道に入る。登山道を降り着いた鞍部が仏平峠で、その近くに首切清水という物騒な名の水場(江戸時代、高遠藩の家老が此処で盗賊に首を切られたという謂れがあるそう)が在った。首切清水から林道を10分ほど歩いて、大阿原湿原の入口に着いた。

仏平峠

首切り清水

道沿いの樹林帯
ここは山上に広がる湿原で、訪れる人は殆ど居らず静寂に包まれた居心地の良い所でした。湿原の周回遊歩道コースをグルリと歩いて、湿原入口へ戻り、帰りは入笠山の山腹を巻く林道を歩いて、お昼過ぎにゴンドラ山頂駅に戻ってきた。

晩秋の大阿原湿原

同 上

同 上

苔むす湿原の歩道

ゴンドラで下山する
山頂駅一帯は行楽の人やマウンテンバイクの人が大勢居て、観光リゾートの雰囲気です。入笠山の紅葉はあまりパッとせず、山麓のスキーゲレンデ付近が一番艶やかでした。

山麓駅付近の紅葉
今日はお手軽ハイクのつもりだったが、終わって見ればけっこう歩きでがありました。これから諏訪湖畔の宿へ向かい、山友のF夫妻と合流し明日は塩尻市の霧訪山を登る予定です。天気も良さそうなので、秋の山歩きを満喫できそうです。